Story
雪の世界、様々な舞台で繰り広げられる、切なくも悲しい想いの交差。
クリスマスの冬、ある少年と少女たちの最も長い一夜。
これは、たった一人の願いが繋がり、紡がれたほんの小さな奇跡の物語。
Introduction
ある夜、冬の森の中で目を覚ました少年、里柊(りしゅう)。
目覚めたのち、初めに見たのは、雪の上にのこる人の足跡だった。
それをたどっていくと、ある女性が倒れているのにでくわす。
目が覚めた女性、愛夏(あいか)と打ち解け、彼らは同じ目的地の森の出口を目指す。
――彼らが目の当たりにするのは、凍り付くような冷たい事実。
そして。